Academic Knowledge Archives of Gunma Institutes >
高崎商科大学(Takasaki University of Commerce) >
01 高崎商科大学紀要 >
第35号(2020) >
Please use this identifier to cite or link to this item:
http://hdl.handle.net/10087/13328
|
Title: | レピュテーションから考える企業の評価—情報としての価値を焦点として— |
Other Titles: | Corporate Evaluation from the Perspective of Reputation: Focus on Information Value |
Authors: | 青山, 訓与 Aoyama, Noriyo アオヤマ, ノリヨ |
Keywords: | 情報としての価値 レピュテーション 主観的な事実・真実 |
Issue Date: | 20-Dec-2020 |
Publisher: | 高崎商科大学メディアセンター |
Citation: | 高崎商科大学紀要.35.129-140(2020) |
Series/Report no.: | 高崎商科大学紀要;第35号 |
Abstract: | 企業を評価するのは誰なのか。企業外部にいる人間と限定した場合に、企業に関する情報入手には制限が伴うこととなる。上場企業に関しては、法的な裏付けのもと有価証券報告書を提出している。また株式上場にあたっても規則で書類の提出が求められ、自主的な公開として IR など HP で情報公開している場合もある。しかし、企業情報はそれだけではない。さまざまな情報が世の中に飛び交っており、情報過多などと表現されたりもするが、昨今のインターネットの世界における企業評判、名声、口コミと言われるレピュテーションも企業情報の 1 つであり、企業の評価の 1 つの視点である。その企業情報の情報価値はどこにあるのか。情報価値は、誰にとっての情報価値なのかによって内容も力点も異なる。企業側の情報価値なのか、
利害関係者にとっての情報価値なのか。さらに、その情報がどのように用いられるものなのかという目的からも情報価値は異なる。企業の評価という立場から情報価値を眺めた時に重要となるのは、その評価の有用性にあることは当然であるが、そもそも事実であるかどうかが問われるのが情報価値であり、その事実・真実はどこにあるのか。会計情報に問われる信頼性の付与という問題と同様にレピュテーションも信憑性の神髄にある主観的ではあるものの事実・真実が追求されていることに触れた。また、レピュテーションから企業評価を眺めた時に見えてくる評価の不確かさ危うさについて確認すると同時に、企業は評価を通じて社会から育まれ、そのプロセスの 1 つとして企業にかかわる情報としての価値を社会とともに高めていく必要性に触れた。 |
URI: | http://hdl.handle.net/10087/13328 |
ISSN: | 1347-703X |
Appears in Collections: | 第35号(2020)
|
Items in DSpace are protected by copyright, with all rights reserved, unless otherwise indicated.
|