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第21号(2021年) >

Please use this identifier to cite or link to this item: http://hdl.handle.net/10087/13622

Title: フィリピン系ニューカマー女性と宗教の関わり ―ライフストーリーの分析から―
Other Titles: A Study on a Female Filipino Newcomer's Relation with Religion: Through an Analysis on Her Life Story
Authors: 呉, 宣児
岡井, 宏文
Keywords: フィリピン系ニューカマー女性
ライフストーリー
カトリック教会
前橋
Issue Date: 31-Mar-2021
Publisher: 共愛学園前橋国際大学
Abstract: 本稿は、移民と宗教との関わりを、個人の語りを元に記述することを通じて、従来のマクロないしメゾレベルでの研究で十分に検討されてこなかった次の点を明らかにすることを目的とした。それは個々の移民は、移動先の社会においてどのように宗教との関わりを持ち、どのような活動になぜ関与しているのか、また個人の移動経験の中で、宗教との関わりはどのように意味づけられているのかという点である。具体的には、前橋市に在住するフィリピンからの移民、エリさんにインタビューを実施し、人生の節目・移行を検討し、彼女の日本における人生を①来日から日本人男性との結婚、②離婚と再婚における悩み、③前橋での新たな定着生活、④癌発見による闘病生活、⑤死をも覚悟しつつ今を楽しく生きる、にまとめ記述した。さらに、彼女の人生において神・カトリック教会・教会コミュニティとの関わりが、当事者のライフストーリーのなかでどのように意味づけ・位置づけられているのかを考察した。その結果、①「私」と神様との垂直的・直接的な関係、②宗教生活の身体化、③教会やコミュニティからのサポート、④カトリック信者としての人間観・家族観・教会観が浮彫りとなった。以上をもとに、彼女の現在の活動のうち特に教会ネットワークを基盤とするボランティア活動への関与に注目し、活動への関与がどのような意味づけのもと行われているのかを考察した。彼女の活動は、表面的には宗教の社会貢献活動や多文化共生に関する活動と親和性が高いものとして観察可能であるが、実際には、上記の意味づけ・位置づけとも関連する複合的な意味づけのもとで展開する活動であることが明らかとなった。
URI: http://hdl.handle.net/10087/13622
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